相続登記の所要期間は約1~2か月程度

相続登記の依頼から完了までにかかる期間は約1~2か月程度です。
兄弟姉妹が相続人の場合は、更に1か月ほどかかります。

ただし、案件によっては更に1か月程度かかることもありますし、1か月以内で終わることもあります。

時間のかかる工程は、戸籍収集、遺産分割協議書への押印、法務局の審査の3つです。

戸籍収集では、亡くなられた方が本籍を転々としていた場合は通常より時間がかかります。
また、相続人が子でなく兄弟姉妹の場合には、必要な戸籍の量が膨大となるため、 戸籍収集だけで1か月以上かかることもあります。

遺産分割協議書への押印は、相続人全員が一堂に会することができれば素早く終わりますが、郵送して回す場合には時間がかかります。(遺産分割証明書を利用する方法もあります)

法務局の審査は、通常1週間程度かかります。
3月末など法務局が混雑している時期には、更に時間がかかることもあります。
不動産を2か所以上に所有していた場合は、順番に申請しますので、 法務局の数だけ時間がかかります。

相続する不動産をすぐに売却する場合など、相続登記を早く終わらせたい場面もあります。
様々な方法を使って通常より早めることは可能ですが、法務局の審査期間は変えることができません。
やはり、相続登記は余裕があるうちに手続きされることをお勧めいたします。

戸籍収集に時間がかかる理由

時間がかかる一番の原因は、被相続人の戸籍収集です。
原則として、被相続人の最後の戸籍謄本は相続人に取得していただきます。
そして、その戸籍を出発点として出生までさかのぼって集めます。

例えば最後の本籍地がAだとします。
その戸籍を読むと、直前の戸籍のある本籍地はBでした。
すると、まずBの役所へ除籍・改製原戸籍の請求をします。
遠方であれば郵送で行いますので、到達後役所が処理して返却されるまでの時間がかかります。
(投函してから返却まで、目安は一週間程度です。地域によっては更にかかることがあります)
そして返送されてきた戸籍を読み、また直前の本籍地を調べます。
仮にCだとすると、今度はCの役所に申請します。
この作業を繰り返し、出生(または13歳程度)までさかのぼれば終了です。

このような手順を踏むため、本籍を転々としている方の場合は時間がかかることとなります。