どこの司法書士に相談すべきか

司法書士を探すときは、どこの司法書士に相談するのがよいのでしょうか。
これは相談する業務によって答えが異なります。

相続登記、抵当権抹消登記の場合

ご自身が相談に行きやすい場所にある司法書士事務所がよいでしょう。
例)自宅が西宮、登記する不動産が宝塚の場合は、西宮の司法書士。

この3つは、オンライン申請で行うことが多いです。
オンライン申請の場合、インターネット経由で申請をし、添付書類は郵送で法務局へ送ります。
よって、申請先の法務局がどこにあるかはあまり重要ではありません。
不動産がどこにあるかは関係ないので、面談に便利な場所を選ぶのがよいでしょう。

もっとも、相続した不動産の売却を考えている場合は、不動産のある近くの司法書士に相談すれば、その近くの不動産会社を紹介してもらえるかもしれません。

贈与、財産分与の登記の場合

ご自身が相談に行きやすい場所にある司法書士事務所がよいでしょう。
例)自宅が西宮、登記する不動産が宝塚の場合は、西宮の司法書士。

この2つも上と同じくオンライン申請で行うことが多いため、不動産の場所はあまり影響しません。
ただ、権利者・義務者とお会いすることが原則となります。
この2つの業務では権利者(新たに所有権を取得する人)が代表となってお問い合わせをいただくことが多いですが、義務者(所有権を渡す人)の意思確認・本人確認が最重要です。
従って、義務者が遠方の場合は出張料をいただくことがあります。

売買登記の場合

不動産の所在地や、売買代金決済場所に近い司法書士事務所がよいでしょう。
例)自宅が芦屋、登記する不動産と決済場所が西宮の場合は、西宮の司法書士。

このご依頼の場合は、原則として相談者が事務所に伺う必要はありません。
逆に司法書士が、売買代金決済日に立ち合うこととなります。
また住宅用家屋証明を取得するために不動産所在地の役所に行ったり、住宅ローン取り扱いの金融機関に行ったりと、対象不動産の周辺へ司法書士が行く機会が多くなります。

司法書士の探し方

司法書士事務所は一般的に、あまり大々的な広告をしていませんし、飛び込みで入りやすいものではないと思います。
普段からお付き合いのある司法書士がいるという方も珍しいでしょう。
それではどうやって探せばよいのでしょうか。

ホームページで検索する

ここにお越しになっておられる方に説明する必要はないかもしれません。
司法書士を西宮で探したければ、「司法書士 西宮」と検索してみるのが一つの方法です。

ホームページから探すメリットは、その司法書士の特色や顔が見えやすいことです。
また、ホームページを開設しているということは、個人の相談者を歓迎としていると考えてよいでしょう。
(司法書士事務所によっては、紹介の相談者のみで行なっているところの方が多いと思います)

兵庫県司法書士会や支部のホームページを参考にする

兵庫県司法書士会のホームページでは会員の検索ができます。
また、兵庫県司法書士会阪神支部のホームページでは地図検索ができるので、お近くの司法書士を探すのに便利です。

ただ、独自のホームページを持っていない場合は、名前と所在地の情報しかないこともあるので、どんな司法書士か分からない・価格が不透明というデメリットがあります。

不動産会社や金融機関、他士業から紹介してもらう

依頼する内容が不動産売買に関する者であれば不動産会社から、抵当権などローンに関することであれば金融機関から司法書士の紹介を受けることができます。
日頃から紹介元の仕事を行っているはずですので、ミスのない登記を行なってもらえるでしょう。

デメリットは、報酬額が適正か分からないということです。
登記の報酬についても、インターネット上で一般的な価格の情報を手に入れることはできます。
しかし、個別の案件によって上下も大きいので、それが参考になるか不明です。
(インターネットで集客・価格掲載している場合は、一応価格競争にさらされているため、紹介に比べて不当な請求をされることは少ないと思います)
また法律で禁止されていますが、不動産会社と司法書士の間に紹介料のやり取りがあり、価格に上乗せされているケースもあるようです。ご注意ください。

法務局の管轄

司法書士に登記を依頼した場合、以下の情報を知る必要はありません。
参考に記載しておきます。

不動産登記について

法務局の管轄は、登記をする不動産の所在地によって決まります。
西宮市の不動産であれば、神戸地方法務局西宮支局が管轄です。
また、宝塚市・伊丹市・川西市の不動産であれば、神戸地方法務局伊丹支局が管轄となります。

なお登記簿はどこの不動産のものであっても、全ての法務局で取得できます。
宝塚の不動産の登記簿を、西宮の法務局で取得できます。

会社登記について

法務局の管轄は、会社の本店の所在地によって決まります。
こちらは不動産と異なり、兵庫県内に本店があれば、すべて神戸地方法務局(本局)の管轄です。
本店が西宮市でも宝塚市でも、神戸の法務局が管轄となります。

会社の謄本(履歴事項証明書など)は、本店の場所に関わらず全ての法務局で取得できます。
また、会社の印鑑証明書も全ての法務局で取得できます。